だいきらい。
嫌いな人ほど忘れられない。
どうも、つんつくです。
おはよう、こんにちは、こんばんは。
突然だけど僕は『泣き虫』だった。
小学3年生までは、ほんまにシャイボーイで人前で話す事もまともにできなかった。ちょっと怒られたり、注意されたら泣くし。めちゃくちゃあがり症ですぐ心臓バクバクなるし。
そんな僕だったけど、小学3年生の時にM先生が担任になって一気に変わった。笑
M先生の奇行
その①男子児童のパンツ写真集。
その②朝礼が長すぎて毎日1時間目がない。
その③授業中に隠れて児童とお菓子食べる。
その④グラウンド走ってこいという謎の指令
その⑤授業の代わりにお笑いライブを見る
などなど
M先生の奇行はめちゃくちゃある!笑
ある日、僕はその先生が大嫌いになった。
給食の時間。教室にあった『ごまめのうた』という本が目に入った。隣の友達に、「ごまめのうたってどんな歌なんだろうね?」なんて会話してた。M先生は聞き逃さない。「じゃあ明日の朝礼の時にみんなの前で歌ってな」
でたよ… 唐突な無茶振り。
先生は僕が泣いても意見を変える人じゃない。たとえ泣きながらでも、やりきるまでずっと待つタイプ。それは分かっていた。
だから僕は、顔面蒼白。心臓バクバク。
断る勇気がなかった…
「はい…。」
言ってしまった。本当に嫌だった。
その瞬間からその事で頭がいっぱいになって、どうしようか考え続けた。明日行きたくない。絶対無理だ。
翌日、僕は登校できなかった。
どうしても足が進まず、玄関で泣いた。
数時間後に教頭先生が家に来た。話を聞いてもらい昼前に登校した。
「なんでおれが先生に謝らなダメなん。」
そう思いながらも「ごめんなさい。」と伝えた。
怒られるんかな…やっぱ歌えって言われるんかな…
先生から出た言葉は意外だった。
「無理なら無理と言いなさい。はいって言ったんだからそれはお前が悪い。できない事ならちゃんと断れよ。」
先生が小学生に言う言葉かよ!ってね。
社会人でも上司に頼まれた事を断れない人が多いというのに…笑
そうか!そういうことだったのか!って全てが繋がった。恥ずかしい、嫌な事を無茶振りされて、断れない僕の意思の弱さ。泣けば済むと思ってたわけじゃない。でも、泣いて周りを困らせていたのは事実。
『自分の力を知り、無理なら断る勇気』
小学3年生で学んだ。
奇行ばかりで面白かったけど大嫌いだったM先生。あなたのおかげで間違いなく僕は変われた。
無理なら断れば良いんだ!!その安心感が何故か自信に繋がった。だから、できることを少しずつ挑戦していった。今では何十人の前でも普通に話せる。弁論大会で原稿用紙5枚を暗記して何百人の前で話した事もある。もちろん緊張はする。でも、「どうしよ〜」とかの緊張ではない。だから思考できる。頭が真っ白になるなんて事は、あの事件以来はない。
1年間しか同じ学校にはいなかったけど、今でも忘れられない先生の1人。
ウザかったけど、ありがとう。
またね。
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